佐藤竹善コンサートツアー2008 ”INDIGOなウタヂカラ”
もうツアーも終わってネタバレの心配もないということで今書きます。4/19(土)に仙台市民会館で行われた佐藤竹善コンサートツアー2008 ”INDIGOなウタヂカラ”に行ってきました。仙台市民会館に行くのって多分大学時代にume様のマンドリン部のコンサート見に行って以来ですね。お客さんの年齢層が自分が想像していたより結構高めでしたね。音楽を聞きなれた皆様が集まっている感じ。正直それ程は期待しないで行ったのですが、結構充実してました。今回はソロだけをやるのかなと思ったらデビュー20周年ということでSING LIKE TALKINGの曲も結構やりましたね。ソロアルバム自体は最近あまり聞いてなかったのですが、ライブを聞いて実は結構いいかもとか思いましたね。のっけの「Watchin' You, Watchin' Me」はなんとなくSing Likeがありつつ、ちょっとロックなテイストがあって結構気に入りました。「In a Beautiful Seed 〜種〜」もいいかんじ。「ECHOES (for every mother's son)」はねぶたのラッセーラの掛け声とアフリカチックなサウンドと聞かせるハードさが融合してこのライブでは一番気に入ったかな〜。今回はカヴァーよりもオリジナルが良かったと思います。
ライブとしては前半は新曲というか、新しい面が中心で、中間が聞かせる曲中心(お馴染みの席につかせて聞かせるタイムですね)本編最後のあたりがSing Likeの曲中心で(結構オリジナルに忠実なアレンジだったような・・・)バンバン盛り上げて、また最後は聞かせて終わるといういい流れでしたね。個人的には聞かせるナンバーがかなり気にいりました。改めてCD聞きなおしてみようかな。なんかブログを見ると当日風邪で調子が悪かったらしいのですが私が聞いた限りでは生で聞いてもうまいなぁとおもいました。さらに風邪薬のせいでテンションが上がったらしく、QUEENのトリビュートとして作った(とは知らなかったです)Sing Like Talkingの「The Light Is You」を歌い終わったあと、QUEENの「Bohemian Rhapsody」と「We Are The Champions」を1コーラスずつ振りつきでアドリブで歌ったり、お客さんのリクエストに応じてコカコーラをいきなり歌ったり、えなりかずきや、駅のアナウンスの物まねをやったりとサービス精神旺盛でした。相変わらずMCも面白く、桑田圭介さんと大友康平さんとカラオケに行った話や普段通っている先頭で体に模様のあるその筋の方に慕われている話や最近見た夢の話などをしてました。ここら変の話は発散しないようにあらかじめ紙に書いていたらしく、それをクリアファイルに入れて見てました。「Burning Love」ではお客さんいじり(?)のコーナーで客席に降りてマイクを向けて歌ってもらうというのをやってました。私の近くにどうみてもノリノリで独特の方がいて案の定竹善さんはその方を見つけてマイク向けてました。おっ2m近くまで近づいた(ミーハー感覚)。
今回のバンドメンバーのスケジュールが空くまでツアーをするのを待ったというこだわりぶりのようです。Guitarの今剛氏は宇多田ヒカルとツアーをしていた事もある方。個人的にはソラミミストの安斉さんの髪をさらに伸ばしたようなある意味神懸りな見た目ですがTシャツはコカコーラでした。さすがにいろんなセッションをしているだけあって、ハードなギターから渋いものまで完璧に弾きこなしてましたね。結構ギターの音もいい音していたかも。キーボードは西脇辰弥氏で自分が開発に参加したシンセとハーモニカも担当。最初長髪で耳のついた帽子をかぶっていたのでてっきり女性化と思っていましたが、メンバー紹介で初めて男性と分かりました。結構動いてましたしね。今回のライブでは80種類くらいの音色を駆使していたらしいです。ちなみに竹善さんがQUEENを歌いだしたのはこの方がキーボードで弾き始めたのがきっかけですね。ドラムの山木秀夫氏はWikipediaでみるとかなりいろんな方のライブやレコーディングに参加されているようで、確かに安定していました。ライブでは長澤まさみに似ているとかいじられてました。ベースは下野人司氏で弾いてる雰囲気は冷静な感じなんですが何気に聞くと色々すごいことをやっている雰囲気。全身白色でした。パーカッションは大儀見元氏で、短髪でタトゥーが入っていたので一見怖そうなのですが、オルケスタ・デ・ラ・ルスの創始者らしいです。パーカッションがライブではいい味をだしてました。コーラスは有坂美香さんでかなり迫力のあるヴォーカルをしてました。竹善さんがCMでやっているAmazing Graceで共演&アレンジもされているそうです。今回のライブではAmazing Graceのちょっとアフリカバージョンみたいなのをやっていてこれがかっこよかったです。最後はお馴染みにのSaltさん。相変わらずです。ライブ会場にカメラを持ち込んで写真をとってました。なんかスリッパでステージに立とうとして突っ込まれていたようです。途中のパーカッションソロタイムもなかなかよかったですね。全体的には完全にバンドとして成立してましたね。ホーンとかなくても音の厚みも十分でしたし。
最終的には3時間30分もライブやってました(最高記録とか)。曲数もそんなにやっていないようなイメージがあったんですが意外とやってたかも。まぁトークは少なめなはずなんですけど。それだけ充実してたってことなんですかね。また機会があったら行ってみたいと思います。っというか次はSing Like Tlakingでもみたいね。