聖地巡礼・・・・U2@さいたまスーパーアリーナ(2006/11/30)
見ちゃいましたよ。生U2。とにかく楽しかったというよりはかっこよくて感動しました。ちなみに添付の写真は始まる前の会場の様子です。それにしてもすごい人の数。右端のあたりがメインステージで2方向に花道がせり出している形です。
会場をみると年齢層は私が見に行く他のライブに比べると若干高めなのかなぁという気もします。(結構武部元幹事長みたいなかんじの方とかいましたし)。あと感じたのがとにかく外国の方が結構いました。
ライブが始まる前にスタッフの方がステージでためし弾きしてたんですけど、もう今日やる曲のフレーズ弾いてましたね。わかっちゃうじゃんとか思っちゃいましたが。エッジはかなりのエフェクタを使うようでした。
普通このぐらいの規模の会場でライブとかなるとアリーナ席は椅子が置かれたりするもんですが今回は完全にオールスタンディングでしたね。なのでライブが始まる直前のS.E.が流れ始めるとアリーナ席の人の流れが前にどっと人が流れていくのが見えました(ちょっと危ないんじゃないのどか思ってしまいましたが)。
客電が消えてうわぁーと盛り上がったところでステージにはエッジの姿が。それでこの曲のイントロが
01. City of Blinding Lights
なるべくDVDを見ないようにしていったので1曲目はVertigoだとおもったらこの曲でしたか。確かに聴いてみるとこの曲も1曲目としたらいいかも。最新アルバムでは個人的に1,2番目に好きですね。ところでボノはどっから出て来るんだろうと思ったら花道に日本国旗を持って登場。WARの頃のライブのような登場ですね。いきなり日本を意識した演出。それにしても噂のLEDスクリーンはすごい。よくみるとLEDが一列に並んでいるものを何列も吊るしてるんですね。なので列方向のLEDとLEDの隙間は空間になっていて後ろからもライトが照らすことができる。そこも考えた上でのライティングもすばらしいです。(水銀灯にちかい光のやつが意外にかっこいい)。ちなみに昔はどんどんセットとかライティングが派手になっていくのをみて音楽をおろそかにしていると思っていたのですが実際言ってみるとこういう演出は楽しくていいですね。考えようによっては儲けたお金を我々を楽しませるために還元しているわけですから。ちなみにこの曲ではアダムがキーボードを弾いてましたね。エッジが弾くのとは違ってわりとたどたどしく(笑)。私が昔キーボードを弾いたことがなかったのにギターを持ちながらライブで弾いたことを思い出しました。(ちなみにその時は橘いずみをやりましたが)。
02. Vertigo
次はこの曲。日本ではipodのCMでも使われていたので、U2を知らなくて誘われて実に来た人も割りと知ってたのでは・・・。ある意味今までのU2にはあまりなかった普通の粋のいいロックで新鮮ですね。イントロでボノが「いち、に、さん〜」って言ってたのは笑ってしまいましたが・・・。ここでステージがPVの時のように渦巻状に光ってましたすごい。相変わらずLEDスクリーンは派手。ここまで派手だとてんかんとかになる方はいないんでしょうか
03. Elevation
前回のツアーでは1曲目でDVDでみるとライブではCDより特にかなりかっこいいなと思っていたのですが今回みてもそうでしたね。
04. Until The End of the World
Achtung Babyの曲ってアルバムが出た当初はそれまでのアルバムとのあまりのギャップに最初はなじめなかったのですがこうしてライブに聞いてみるとよく映える。それにしてもエッジのギターは聞こえ方もいいし完全に再現してますね。ギター雑誌で見たように曲によってアンプも変えているようですし。
05. New Year's Day
このライブ初の初期の曲です。これもやっぱり再現性がいい。あの世界観にぐっと引き込まれます。
06. Beautiful Day
07. Angel of Harlem
ボノとエッジがそれぞれ別の花道の先端のところ(写真だと先端の丸いステージです)で向かい合ってこの曲をやってました。ZOOROPAの頃のアコースティックセットも良かったですがこのような演出もいいですね。
08. The First Time
エッジがアコギにも誓えて再びエッジとボノが向かい合ってこの曲。っというかアコギで聞いてもいい曲だなぁ。
09. Sometimes You Can't Make It On Your Own
NEWアルバムからの曲ですが今回のライブを聴いていい曲だなぁと思うようになりました。U2って必ずアルバムごとに、ライブを見て好きになる曲っていうのがあるんですよね。私もサビの裏声部分に合わせて歌おうと思ったら声がでなかっです。ボノおそるべし。
10. One Tree Hill
おぉ。意外。ヨシュアトゥリーの中でもどちらかというと地味な位置づけの曲ですがライブでやってるのはDVDを含めてはじめてみました。こういうのをちょろっと交えてくれるのがうれしい。
11. Sunday Bloody Sunday
昔は2度とやらないといってた曲ですけどやってくれてますね。ボノが”coexist(たしかcがつきの形でeとxの間に星があってtが十字架で書いてあったような気がします)”と書いたはちまきをして登場。英語があまり得意ではないのでなんのことかいなと思ったらLEDスクリーンに「共存」という言葉が。つまり月=イスラム教、☆=ユダヤ教、十字架=キリスト教でみんな世界で共存していこうよということを言いたかったんだと思います。相変わらず政治的なメッセージを送り続けてますね。曲自体もかなり盛り上がっていて恒例の”No More!”の掛け合いもできました。そういえば"No More!"の時ボノが小さい女の子をステージに上げて一緒に"No More!"言わせてましたね。女の子をステージにあげてしまうボノもすごいですかマイクを向けられて"No More!"とすぐ答えられる女の子もすごい。
12. Bullet The Blue Sky
この曲もライブの定番ですね。フィードバックききまくりのエッジのギターがすさまじいです。花道ではボノが炎を上げてそこで歌ってました。炎越しのボノの姿がかっこいいです。
13. Miss Sarajevo
最初エッジがキーボードを弾いてたし、しかも音色的に「Running To Stand Still」だったんで(個人的にかなり好きな曲)「おっ!?」と思ったんですがこの曲でした・・・っでちょっと期待はずれかと思いきやこれもまたいい感じでかっこいいですね。特にボノが原曲では3大テノールのひとりルチアーノ・パバロッティが歌っているところを声を張り上げて熱唱する部分ではかなりスタンディングオベーション(っていうか元々立ってるんですけど)状態でした。CDのアレンジよりこっちが好きです。
多分この曲だと思うんですけど(Oneの前かな?このあたり夢中すぎて記憶が曖昧)世界人権宣言の日本語訳がスクリーンに流れてました。さすがです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/1b_001.html
14. Pride (in the Name of Love)
この辺から本編の仕上げ突入です。これも盛り上がらずにはいられない曲。最後の"Oh"の掛け合いがしばらく続いたと思ったらどこからか歓声が・・・それは次の曲が・・・
15. Where the Streets have no Name
来ました〜。来ちゃいました。いまだにライブDVDを見るたびにこの曲が出てくると鳥肌が立ってきちゃうんですよね。多分会場的にも一番盛り上がっていたと思います。あぁ本物だぁと思ってしまいました。ボノももちろんですがエッジのギター、アダムのシンプルだけども強いベースライン、ラリーのかっこいいドラムどれも最高。スクリーンにはアフリカの国旗が鮮やかに流れてました。
16. One
本編最後にこの曲を持ってくるあたり、憎い演出ですね。このいい雰囲気で本編終われることに感謝です。
〜encore1〜
意外にアンコールから戻ってくるのが早かったですね。再登場前にスクリーンがスロットマシーンのような形になってくるくる回ると日本でおなじみのもの(安倍首相、小泉元首相、曙、キティーちゃんホリエモン等・・・)が色々でて少し笑いを誘ってました。最後にZOOのあのテレビのキャラクターがそろった時点で再登場
17. The Fly
この曲そういえばAchtung Babyの1stシングルでしたね。初めて聞いた時はかなり戸惑ったのですがやはりいつのまにかこうしてライブで聴くとえらいかっこいいのでU2ってさすがだなぁと思ってました。多分Vertigoと同じグルグルライトが店頭。色は赤以外にも光ることが判明。
18. Mysterious Ways
ビデオクリップのようなグルグルしたスクリーン映像が流れて(この映像がバンド仲間のhirahira様は嫌いらしいですが)ました。たしか昔のツアーでは最後にアラビア系のお姉さんダンサーが登場してきたと思うのですが今回は映像のみ・・・っと思っていたら客席から外国のおねーさんが二人上げられて一緒にボノと踊ってました。最後のあたりはボノとおねーちゃんふたりはファッションショーのように花道をスキップして走っていってついには花道で寝転がってしまいました。一青窈とおもっちゅいましたが(まぁ一青窈は横向きでボノは仰向けでしたが)。
19. With or Without You
アンコール1個目最後はこの曲。全曲の続きでねっころがって歌い始めたので最初はこのまま終わるかと思ってどきどきしたのですが途中でおねーちゃんたちにバイバイといってメインに戻っていきました合わせて会場のみんなにもバイバイいいながら歩いていたのでてっきりこの曲が最後なのかなとおもってしまいましたが(雰囲気もそんな感じ)。そう感じるほど最後はいい雰囲気でしたね。ところがどっこいまだ続きがありました。
〜encore2〜
20. Window in the Skies
最新ベストアルバムからのシングル。なんかMCで安藤さんとかいってたような気がするのですがどういうことなんでしょう。あとで調べてみよう。
21. Desire
次はなんと魂の叫びからこの曲。最初ボノとエッジの掛け合い的なかんじで「デザ〜〜〜イヤ」で大合唱、途中でアダムとラリーが入っていい感じのグルーブです。
22. All I Want is You
ライブ最後はこれまたなんと魂の叫びのラストをかざるこの曲。この曲ってなんとなく映画のエンディングみたいでいいんですよね。まさに魂の叫びです。そして終わり方がこれまたかっこいい。最初にボノが去り、次にエッジが去り、リズム隊だけになり、つぎにアダムがさり、最後にラリーだけのドラムになって終わり。これはかなりいいですよ奥さん。しばらくヘビーローテーションになりそう。
[その他]
●英語が苦手な私ですが途中ボノが言ってることがききとれましたよ。お父さんはタフなアイリッシュで多分今ここにいたら「サングラス取りやがれ」って言っただろうとか言ってました。
●エッジのギターは思いのほか良く聞こえてましたね。そして独特のディレイの使い方はさすが。どんなセッティングとかしているだろうとか思ったんですが反対側だったんで良くわかんなかったですね。
私のほう側の花道には来てれませんでした。ギターは相変わらず色々持ち替えてましたね。
●アダムは結構年取ったなぁというかんじがしましたが(いちばん思ったのはボノですが)相変わらずあのシンプルながらも存在感のあるフレーズが聞けました。あの規模の会場にしては結構ベースが
よく聞こえていたほうでは?
●ラリーのドラムは絶対U2では欠かせないですね。特にあのタム使い・・・。
●これもどの曲のとこだったか忘れましたがボノの呼びかけで真っ暗な中でいっせいにみんなで携帯を光らせてみたりもしました。これはかなりきれいだった。
●帰りにグッズを買おうと思って並んだらものすごい人で結局買い物が終わったのは夜の11時くらい。Tシャツ、パンフ、キーホルダーをお買い上げ(ストラップなかった)
気分的には聖地巡礼を果たしたような感じです。また来てくださいませ。